ホンとのところ

日々のあれこれ、本の話題など

ジャック・ケルアック『トリステッサ』の面白さがわからない

読み切ったよ、読み切ったけどね、面白さがまったくわからないまま読了。

この人、うまいの?

リズムで勢いで書いているのは感じたけれど、ドラッグとか中毒とか死への思いとか、だらだら書いてるような気がしてしまった。物語でもないし、身辺録に近いのか。

なんか、伝える努力をしていないような。そもそも伝える努力とドラッグ中毒は相容れないのだろうか。『オン・ザ・ロード』で一躍有名人になった著者だから、むしろ自伝ぽくていいのだろうか。とか、うーん、と考えてしまった。

トリステッサという女性に同情はした。魅力的なのかどうかはよくわからない。娼婦だと帯や解説に書かれているけれど、本文読んだだけじゃそれもよくはつかめない。

そもそも、ヒッピーを理解できていない。ビート・ジェネレーションをウィキペディアで調べてもピンとこない。

結論:私にはまだ早かったなぁ。