リチャード・パワーズの『黄金虫変奏曲』を読書中。全体の3分の2まできて、だいぶクライマックスに近づいてきた感じがする。 尾崎一雄の『暢気眼鏡』を読了。私小説面白いなぁと思った。西村賢太も執筆順に読んでみようかなとも思うが、読む予定の本がたくさ…
今年の目標だった年間100冊を達成した。 数に意味はないという意見にも賛同するが、出産を機に落ちていた読書の筋力を付け直したかったので、100冊読んだことは自信になった。 これからの目標は中身にこだわって本を読むこと。 具体的には古典の名作や、冊数…
一番くらいに安い電子ピアノを買った。 急激にピアノをやりたい欲が高まって。 しかし、いつ飽きるかわからないことに加えて ピアノを置くスペースなど我が家にはない。 極力安く、ポータブルな、ピアノの練習になりうる電子ピアノを探して ローランドのエン…
ライター・書評家の石井千湖さんが、最近アルバイトで書店員をしているという アルバイト書店員の雑感|石井千湖|note を読んだ。 とある書評のカルチャースクールにもう10年近く通っているけれど、 そもそも書評とは、というところで私はつまずき続けてい…
朝起きたら風邪を引いていた。 幼児を育てているせいか、めっちゃ風邪を引く。 こどもが風邪を引いたら連動してほぼ100%、少し時間差をもって私もひく。 こどもが風邪を引かなくても勝手にどこかでもらって風邪をひく。 つまり、我が家で一番風邪をひくのが…
スーさんの『きれいになりたい気がしてきた』を読み終えて 豆塚エリさんの『しにたい気持ちが消えるまで』を読んでいる。 ツイッターでヤンデル先生が熱量込めて紹介していたのを読むか聴くか(ヤンデル先生はちょくちょくスペースで本について語る)して手…
糖尿病の名称をやめる、という記事を流し見して 「私は糖尿病の名称に問題があると気づかなかったけど、当事者の声は大事」 と思ったが、 他の差別の問題でも私は同じように思えているだろうか? たとえば、 トランス主義者の「トイレに性自認で入るのを拒否…
『ナナメの夕暮れ』を一気読みしたわけだが、 ずっと前から別のエッセイ集を読んでいた。 ジェーン・スー『きれいになりたい気がしてきた』 私はスーさんと堀井美香さんのポッドキャスト番組「オーバー・ザ・サン」のファンで。 二人の話す内容に共感や「へ…
オードリー若林君のエッセイ『ナナメの夕暮れ』を読んだ。 二〇一八年刊行なんで、今更かよ!というところだが 最近「オードリーのオールナイトニッポン」をよく聴いている影響。 この本は二〇一五年から二〇一八年まで「ダ・ヴィンチ」に連載されていたもの…
アニー・エルノー著、堀茂樹訳の『シンプルな情熱』(ハヤカワepi)を読んだ。 人生における恋愛の比重が大きい人の気持ちはよくわからないのだが、 なぜそんなに恋愛を?というわからなさはそのままに、しかし、 心の中で何が起こっているのかはよく分かり…
久々に、日本のエンタメ小説、いいなって思った気がする。 久々なのは、日本のエンタメ小説に良いものがない、というわけではなく 自分が最近この手の小説にふれてこなかっただけである。 舞台は東京の私立高校、円明学園高校。ほとんど今の日本と同じだが、…
現在40歳で現役陸上選手の末續慎吾さんが、陸上人生で感じたことを綴ったエッセイ。 印象的な言葉をいくつか。 〈恐怖と向き合うのは「勇気」のいることなんです。ある意味、「恐怖」があるから「勇気」が生まれるとも言える。僕は相当時間をかけてこの恐怖…
2021年ですね。あけましておめでとうございます。 緊急事態宣言が出そう、ということですがわりと平常心というか諦めの心情というか。 保育園、開いてくれるのか閉じてしまうのかが一番の気がかり。 閉じてしまうとわりと疲弊していくのが見込まれるので。 …
今年はここまで49冊の本を読んできた。 娘がまだ2歳だということを思えば、読書そこそこがんばったかなと思う。 うん。 がんばらないと本は読めない。 ということを実感している、娘が生まれてから。 文字を読んで想像して物語を追いかけるのはわりとパワー…
舞台はアメリカの南部の町。時は第二次世界大戦前夜の一九三八年。 町には二人の啞が住んでいて、彼らはお互いに友人を持たなかった。 一人は肥満体で大柄なギリシャ人で、精神遅滞がある。 一人はシカゴからやってきた白人で、中肉中背。彫金の仕事をしてい…
私は「深夜の馬鹿力」と「とらじおと」リスナーです。平たく言うと伊集院光ファン。 先週15日の馬鹿力で伊集院さんが、神田松之丞さんについて喋っていたのをご本人が聴いて、21日の「問わず語りの松之丞」で話してました。 私は最近の伊集院さんのラジオを…
お茶と探偵シリーズの第1作『ダージリンは死を招く』を読んだ。 それこそ、お茶飲みながら気軽にガンガン読める小説が欲しいなと思って。 しかし、私には合わなかった。読むのにやたら時間がかかってしまった。第1作だからということを差し引いても、私向き…
書評家の豊崎社長がラジオ「デイキャッチ」に出演した時にオススメしていた一冊。 マザリング・サンデーという、召使が母親に会うためにもらえる特別な休日。第二次大戦前の、その一日を中心に描いている。主人公は当時、住込みのメイドをしていた女性。現在…
1時間ほどお昼寝していた赤さんが、急に「ふえええぇぇ」と泣き出した。こういうことはよくあって、「どうしたの?」と言いながら近づくとまたすやーっと眠りに落ちていくのが大半。 でも時々、そのまま本泣きになってしまうことがある。今日はそれ。抱っこ…
近所のタリーズで、しばし五ヶ月の赤さんから離れ息抜き。最近エスプレッソ系がデカフェにできるのでありがたい。今日はカフェモカのトール。 読んでいるのは古川薫『花冠の志士 小説久坂玄瑞』。文章がいい、とかはほとんどなく、勉強として読んでいる。少…
朝ごはんに、うさぎやのどら焼きとうおがし銘茶の煎茶。 あんこ苦手な私も、このどら焼きはしみじみ美味しい(特に皮が。あんこは…なんとか笑)。
8月9日といえば、日本で真っ先に思い出すのは長崎の原爆忌だと思うが、実はムーミンの日でもある。作者のトーベ・ヤンソンの誕生日だから。 …ということを偶然知ったので、家に長く積まれていた『たのしいムーミン一家』を読んでみた。 かすかに物語の序盤が…
今年は2年に一度開催される、トランスジャパンアルプスレースの開催年。 選考会と抽選会を経て選ばれた30名の選手が、8日間かけて日本海から北アルプス、中央アルプス、南アルプスを経て太平洋へ旅をする。賞金が出るわけでもない、大スポンサーがつくわけで…
細田守監督のアニメ映画『時をかける少女』を観たのをキッカケに、原作の小説を読んでみた。 これまで筒井康隆さんの小説で読んだことがあるのは『家族八景』一作だけだった。 本作、てっきり長編小説だと思っていたが短編だった。しかもずいぶん簡潔に書い…
読み終えた。謎が明らかになる終盤は一気読み。面白かった。 でも。キングが絶賛したらしいけど、私はキングの小説の方が断然好きだ。キングならもっと細部まで書き込むだろうと思った。そして、『白墨人形』は人間の暗い部分、人には見せたくない部分を描い…
乳張ってパンパンで痛いくらいで目が覚めて、搾乳して器具洗って、さあ寝ようともう一度うとうとしかけたくらいで今度は赤さんが目覚めて騒ぐ。 さっき搾乳した乳をやったら、ちょっと飲んですぐに拒否。 そして30分以上かけて再びの寝かしつけ。 結局2時間…
液体ミルクの販売が今日から解禁とのこと。災害時を考えると備えておくといいかもしれない。 今日も一本ネタを投稿。こつこつ積み重ねていけたら、そのうち採用されると信じて。
何か勉強したいな、と思いながらした行動が、 伊集院光の「深夜の馬鹿力」に数年ぶりにネタを投稿するという。 近いけどコレじゃない。でもまあ、ネタ考えるの面白いね。過去に二度、ネタ読まれたことあります。二度で満足して、以来ほとんど送ってなかった…
C・J・チューダー『白墨人形』を読書中。面白い。1986年と2016年を行ったり来たり。1986年ていうのが、キングの『IT』を想起させて、いいよね。 サクさんはお昼寝中。 なにかを勉強したいなと強く思う。山崎ナオコーラさんが英語の勉強を始めたみたいに。専…
今年はここまで54冊の本を読みました。 それ以外に漫画は9タイトル。 現在『妻と飛んだ特攻兵』(豊田正義/角川文庫)を読書中。 歴史的背景が詳しく解説されているため 小説のようにぐいぐい読み進めることはできないけれど、 今読まないとまた来年の夏ま…