ホンとのところ

日々のあれこれ、本の話題など

念願のひとり時間と伊藤比呂美『犬心』

昨日は夫が同級生と飲みに行ったので、一人家でのんびり過ごす。共通の知人なので一緒にどうかと誘われたけど、ひとり時間を熱望していたので丁重におことわりした。

 

かますの開きとししとうを焼き、海藻サラダと冷ややっこ、それにワンカップのお酒(会津の吉の川。甘くておいしかった)。そのあと赤ワインを少々とブルサン。

お酒は好きだけど弱いので、日本酒やワインは確実に翌日気分が悪くなる。でも飲む。

 

伊藤比呂美さんの『犬心』を読んでおいおい泣く。私は犬好きじゃないけど、こりゃあかんかった。飼ったことあったら、もっと切実で泣くこともできないかもしれないけど、私にとって犬を飼うのはは他人事なのでぼろぼろ泣けた。

自分のこどもは自分の中から出てくるからよほど気楽だと思う。犬や猫は預かる命なので、私には自分の子供より気が重い(こどもおらんけど)。でも、夫と二人、もう子どもを持つこともない、となったら犬や猫を飼うことを考えてみよう。考えてみたい。命と真剣に向き合うのは気は重いが、やはり素晴らしいと思う。