2021年 あけましておめでとうございます
2021年ですね。あけましておめでとうございます。
緊急事態宣言が出そう、ということですがわりと平常心というか諦めの心情というか。
保育園、開いてくれるのか閉じてしまうのかが一番の気がかり。
閉じてしまうとわりと疲弊していくのが見込まれるので。
今年最初に読み終えたのはマーガレット・アトウッドの『侍女の物語』。
昨年クリスマス前から読み始めて寝る前に読んで悪夢を見てました。
先に続編の『誓願』(素晴らしかった!)を読んでいたにも関わらず、です。
それくらいの閉塞感と絶望感にあふれた作品でした。
そして、恐ろしいのは全くの別世界という気が全然しないから。
読みながら、物語世界の酷い社会状況に既視感を憶えることがたびたびありました。
手遅れにならないうちに、感じた違和感にはいちいち立ち止まらなければならない、と思った作品でした。
こども育ててばたばたしながら生きていると、自分の心や肉体守るのに精一杯になってしまう瞬間も多いのですが。
『侍女の物語』の先には『誓願』があるのだというのは希望の光です。
両書とも傑作だと思いますので、是非セットでどうぞ。