日々(しにたい気持ちが消えるまで)
スーさんの『きれいになりたい気がしてきた』を読み終えて
豆塚エリさんの『しにたい気持ちが消えるまで』を読んでいる。
ツイッターでヤンデル先生が熱量込めて紹介していたのを読むか聴くか(ヤンデル先生はちょくちょくスペースで本について語る)して手に取った。
十六歳でマンションから飛び降りて麻痺が残って車椅子生活になった女性がいることは知っていた。
でも、自死の問題にはおいそれと近寄るもんじゃないと思って遠ざけていた。
巻き込まれ、影響されることがありそうだと感じていたので。
でも、しにたい気持ちが消えたのなら、どうして消えたのか知りたい。
しにたくなることは起こると思う。
私の、大事な娘にも起こりうる。
でも、その感情を消す方法があるのだったら知っておきたい。
大事な人を黙って見送ることにならないように。
と思って6割くらい読んだが、とても面白い。
生きることのヒントが詰まっている。
他人に対してしてはいけないこと、しない方がいいこと、
反対に、そう接することができればお互いハッピーになれそうなことが書かれている。
根源的に肉体が生きたがっている、というところは
未体験なので「そうかふむふむ」と思って読んでいる。
詩を書く人なので言葉が考えられて丁寧につづられているのも良い。